2009年9月19日土曜日

アップルからメール?これって何ですかね


 ちょっと前のことになるけど、Mailで受信しているメールを整理していたら、「迷惑メール」の中に、アップルからきたメールがあるのに気がついた。もっと慎重に正確にいうならば、その時点では「アップルからきているように見える」メールと表現すべきだろうか。

 アップル純正のアプリであるMailで、ほぼデフォルトの状態で使用していて、しかもmac.comドメインのアカウントで受信しているのにもかかわらず、アップルからのメールなのに「迷惑メール」として判断されるというのはいかがなものかと思って「にやり」としたのだが、すぐに「まてよ、ほんんとうにこれって本当にアップルから来たモノなのか?」と思い始めた。

 なんせ、迷惑メール扱いになっちゃっていることもさることながら、内容がパスワードのリセットに関することであり、なんだかそれっぽいアドレスも貼り付けてあるが、これってよくありがちな「フィッシング」ではないのかと、注意深く見れば見るほど、思えてきたのだ。

 皆さん、ご存じの通りメールの差出人なんてものは簡単に詐称できるし、今回のメールのようにHTMLメールの場合、表示されているリンクアドレスと、そこをクリックしたときにジャンプする先としてのリンク先が一緒とは限らないわけだ。ソースまで表示したりして注意深く見ても、appleのl(エル)が大文字のI(アイ)と置き換えてあっても表示フォントによっては気がつきにくいし、キリル文字なんて言う、見た目はそっくりだけど別の文字というのが混ぜてあったりするともっとわかりにくい。

 それにしても、「iForgot」ってなんだよって感じだ。いかにも、アップルが付けそうな名前には違いないけど、うさんくささもぷんぷん漂っているではないか。そして、なによりもそこで書かれている内容が私にとってはまったく心当たりがないのだから、さらに怪しさは倍増する。

まあ、こういった怪しいメールについては、しらんぷりを決め込むに限るのだけど、差出人がアップル(に見える)なので、気になって仕方がないのだ。調べても調べても、ニセモノのメールであることの確証は得られないし、問題の「iForgot」をGoogleで検索してみるとそれなりのページがヒットするからまんざら嘘でもないみたいだ。

結局、私ではない第三者が、私のAppleIDのパスワードをリセットしようとしたけど、いわゆる「秘密の質問」に対する答えが合致しなかったのでリセットできなかった。何度も試みたから、(安全のために?)これ以降8時間はパスワードのリセットはできないよ、といったことなのだろうというところに落ち着いている。

それはそれで、気持ち悪いのだけどね。

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